アレキサンドリア
岩田 章一
(本文は2025年10月に寄稿されたものを掲載しています)
エジプト第2の都市アレキサンドリアに赴任して半年が経ちました。アレキサンドリという地名はご存知の方も多いと思いますが、地中海に面した港湾都市として古代から栄えてきました。アレキサンダー大王によって作られ、かつて世界最大の図書館を有し、学問と文化の中心地として知られていました。現在もその伝統を引き継ぐアレキサンドリア図書館(Bibliotheca Alexandrina)は、広大な敷地にユニークなデザインの建物として2002年に再建されました。博物館・プラネタリウム・会議場を併設しており、世界中から学術的・国際的な交流の場として、研究者や観光客を惹きつけています。


市内は海岸線に沿って美しいコーニッシュが続き、青い海と白い建物のコントラストが印象的です。と書きたいのですが、工事中なのかメンテされていないのか不明な凸凹の道路や、ゴミや動物の汚物が至る所に散乱しています。地中海に停泊する白い船、デザインに凝った古い建物やモスクがあるのに、正直汚いし歩き難い街です。車も多く交通ルールもなく、逆走してる車(特に三輪車とバイクは多い)、排ガスを撒き散らしクラクションがしょっちゅう鳴り響く規律のないカオスな国に来たって感じで、がっかり感を楽しんで生活しています。
近年アレキサンドリは文化と教育の拠点としても発展しており、勤務先の大学やフランス系の大学をはじめとする学術機関が設立され、国際的な人材育成の拠点を目指しているアレキサンドリアです。
こちらに来て半年経ちましたが、これまでの人生で一番忙しく、毎日会議や事務処理に追われ、自宅での仕事は日常化し、こちらの週末にあたる金曜のオンライン会議や残務処理して翌週を迎えるという、仕事・仕事・仕事と情けない惨状です。いつか仕事は効率的に出来るようになるだろうと自分を励ましながら、能力の低さに落ち込む日が続いています。。。自宅は海からも離れているので、気分転換に美しい海を眺めることも、新鮮な海鮮を食べることも仕事飯以外はありません。
この地方都市での暮らしがどんなものになるか分かりませんが、今後少しずつ紹介していきたいと思います。







